日本画家なら気になる新しい紙の支持体、三彩紙使ってみた

日本画家なら気になる新しい紙の支持体、三彩紙使ってみた

先日、三彩紙を購入しました。
三彩紙というのは、絵具屋三吉さんのオリジナル画材で、和紙風の合成紙とのこと。

日本画家なら気になる新しい紙の支持体、三彩紙使ってみた

購入先はこちら絵具屋三吉
※取り扱い終了?したようです。

5メートルもあるのに、3千円台。
とにかく安くて、多くほしいという方には向いています。

三彩紙の使用感

紙を実際に見てみた感想は白い。そして薄い。
今まで使用した紙の支持体で最も似ているものとして、想起されたのが障子紙と言ったところでしょうか。

日本画家なら気になる新しい紙の支持体、三彩紙使ってみた

パネル張りしてみました。まずのり張り。

してみたのですが、くっつかない。紙が糊をはじいてしまっています。くっつかずに、元の形に戻ろうとする。結局糊張りはあきらめました。

次は木工用ボンド、これなら付くのかと思いきや、糊より手ごたえはあるものの、どうにもつきにくい。

仕方ないので、画鋲張り。と思ったのですが、画鋲張りだと画面裏が残念なことになると思い直し、紙を張るのに少し大げさかと思いましたが、ガンタッカーでとめました。

日本画家なら気になる新しい紙の支持体、三彩紙使ってみた

紙は薄く、パネルの木目がうっすらと見えてしまいます。
三吉さんのHPには

下が透けるのが気になる場合は、和紙等を張って下さい。

と書かれています。
なるほど、気になるといえば気になるかもしれませんが、画面すべてを塗りつぶすというのであれば、問題ないかもしれません。

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和紙を張ったパネルと三彩紙を張ったパネル。
左:月山和紙 右:三彩紙

描いてみた感触は、和紙よりもひっかかりが少なく、さらさらとした印象。毛羽立ちもほとんどなく、使いやすい。

こうやって便利で安い画材が次々と出てくる。
便利になっていくことがいいことなのか。支持体にこだわりを持つのか。
考えてしまいます。