【隠れ家】ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

【隠れ家】ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

先日、個展を行っている際にSAN-AI GALLERYのオーナーに東京にいる間に行ってきてはどうかとお勧めされた美術館『ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション』 決して大きな美術館ではないが、満足な展示内容でした。

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

都会の中にありながら、どこか隠れ家的な美術館。

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美術館

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

ヤマサというのは、あの醤油で有名なあのヤマサ。そのヤマサがなぜ美術館を運営しているかというと、ヤマサ醤油株式会社の先々代の社長の三男が浜口陽三なのです。

入館料は600円。公式ホームページに割引券があるので、利用するとよい。チケットを買うと館内カフェの割引券がもらえる。

上野に立ち並ぶ美術館のような広さはなく小規模、1階と地下1階の2フロア。もともとはヤマサ醤油の倉庫として利用されていたそう。

展示内容

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

常設で浜口陽三の銅版画作品が並ぶほか、愛用していた道具類や写真が展示されている。

常設展の他に夏の企画展として現在『秘密の湖 ~浜口陽三・池内晶子・福田尚代・三宅砂織~』がおこなわれていました。 紙や糸を使った繊細な作品が並び、とくに池内晶子の糸を使ったインスタレーション作品が印象に残っています。

「繊細な作品ですので、気をつけて下さい。」と入る前に注意を受けるがその意味が作品を見てわかった。薄暗い部屋の中に赤い絹糸が浮かぶ。館内の空調のわずかな風で絹糸が揺らいでいる。

その危うさから目が離せない。今にも壊れてしまいそうで、作品の前で動くことすらためらわれてしまう。

どこから吊ってあるのかを糸を視線で辿っていくが、暗闇の中に消えて見つけることができない。あたかも赤い集合体が宙に漂っているよう。

絹糸の微妙なバランスで支えらている弱々しい作品に支配された空間に豊かな精神性を感じました。

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なるほど、この美術館を薦める理由が分かった。小さい美術館ですが、ひとつひとつ面白い作品が展示されていて、足を運んで損はなかったと思わせる美術館でした。

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