無辜

作品解説

作品というものに昇華させる行為は、すぐに可能になるわけではない。

対象物が描かせてくれる、描く事を許してくれる瞬間がある。対象物の形態や、色彩、表現技法といった類ではない。作者と対象物、作品と対象物、作者と作品とのやり取りの渦中にあって、その境界線を徐々に消失させていくことになるのではないか。

対象物が描くことを許す瞬間、作者が描くのではなく、現れる瞬間であると思う。

作品情報

制作年
2008年
サイズ
116.7×90.9(cm)
素材
和紙、岩絵具、墨
無辜